インパクトドライバーの14.4Vと18V、電池は共用できる?
マキタ・HiKOKI・パナソニック・ボッシュの公式資料で、14.4V/18V/40Vmax/マルチボルト/10.8Vの電池がどの本体に使えるかを確認する方法を整理します。
カタログの最大締付トルクは「どのボルトを何秒締めたときの値か」という条件付きの数字です。条件が違う値を並べて大小だけで選ぶと、実際の作業との関係を見誤ります。
| 機種 | 値 | 公式に書かれた条件 |
|---|---|---|
| マキタ TD173D | 180N·m | M16(強度区分10.9)高力ボルト、3秒締付け時 |
| マキタ TD149D | 165N·m | M14高力ボルト、3秒締付け時 |
| HiKOKI WH36DD | 200N·m | M16高力ボルト(強度区分10.9)、ソケットアダプタ+六角ソケット使用、3秒、気温20℃満充電時 |
| パナソニック EZ1PD1 | 155/140N·m | 18V/14.4V、強モード |
| 京セラ DID11XR | 165N·m | 5,000mAh電池使用時 |
| ボッシュ GDR 18V-220 C | 220N·m | 「最大トルク」(偏差は公式の注記参照) |
マキタの取扱説明書では、TD173DはM16、TD149DはM14の高力ボルトで測った値です。ボルト径が違う条件の値なので、180と165の差だけを性能差として読むことはできません。
パナソニックEZ76A1の公式仕様では、18Vの強モード170N·mに対し、中モード150N·m、弱モード26N·mです。最大値は最も強いモード・条件での値で、日常のビス締めで常に出る力ではありません。京セラDID11XRのように「5,000mAh電池使用時」と電池の条件が付く例もあります。
パナソニックEYCP31は最大締付トルク約80N·m(M14ボルト・Fモード3秒)ですが、締付力をM8 10N·m・M10 23N·m・M12 39N·mの3段階に設定でき、2度締め防止機能や締付確認ランプを備えた機種です。締め過ぎを防ぐ用途では、最大値の大きさは選ぶ基準になりません。
マキタTD005G・TD002Gは220N·m、TD003Gは210N·m、HiKOKIのWH36DD・WH36DCは200N·mと公式に記載されています。高い値の機種は質量や電池の費用も含めて判断し、締付対象のねじ・ボルトのサイズは各機種の「締付け能力」欄で確認します。
締め付けるボルトの規格や必要トルクが決まっている作業では、工具のカタログ値ではなく設計・施工の指示を優先し、適した工具(トルク管理機能付きの機種やトルクレンチなど)はメーカー窓口や販売店に相談して選びます。
5メーカー27機種の電圧・トルク・質量・充電時間を、公式資料の条件付きで比較できます。
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記事は公式資料の記載を整理したもので、個別の使用結果や安全を保証するものではありません。
数字が同じでも、使う条件は別に確認しよう。